新本格ミステリに拘泥する (休止中)

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zoom RSS 094 『麦酒の家の冒険』 西澤保彦

<<   作成日時 : 2010/02/07 06:50   >>

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★★★
著者が、「本格ミステリの限界」に挑んだ作品、だろうか。ほぼ全編が「推理」のみでありながら長編。
あとがきにも述べられているように、「アームチェアディテクティヴ」であり、「匠千暁シリーズ」でもある。

「推理」される「謎」とその他原材料は、文庫でいうと60ページまでにはほとんど出尽くしている(ちなみに全編は約350ページ)。そこから先はただただ「推理」あるのみの展開。元々「事件」すら在るのか無いのか分からないまま、更に「新たな事実」も明らかにならず…と、「本格ミステリ」の常識をことごとく覆しつつ展開。まあ使える材料が少ない分、「推理」は広げやすくかなりの無理筋でも通る、という言い方もできるが。それで「本格ミステリ」が成立するのか、という意味で「限界に挑んだ」作品という風に捉えた。
個人的には、これだけの長編を書くには「謎に奇をてらい過ぎた」、という感想。当然作者は分かった上でやっているのだが、「推理」を補強してくれる証拠が出てくるでもなし、確認のための調査ができるわけでもなし、正しく「机上の空論」が積み重ねられていくわけで(最後で一応の結末はつきます)。そのためには、この「謎」はあまりに突飛すぎ、「ミステリ経験」すらほとんど「手掛かり」にならなかった。もう少し「おなじみの」タイプの事件によっていたら違ったかもしれない。

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