新本格ミステリに拘泥する (休止中)

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zoom RSS 091 『七回死んだ男』 西澤保彦

<<   作成日時 : 2010/02/04 02:58   >>

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★★★★
作者得意の「SF本格ミステリ」の或いは作者自身の「出世作」となった作品、といえよう。
「SF本格ミステリ」では設定を説明しなければ面白味も書けないので、簡単に。
主人公の大場久太郎(高校生)は、「同じ日を9回繰り返す」という「体質」を持っている。日付だけでなく他の人間の行動すべてが昨日と全く同じ日を生きる×8、というような。そしてそれ(「反復落とし穴」と呼ぶ)が起こるタイミングは制御も予知もできない。さて、そんな「体質」を持っていたらあなたならどうするだろうか。そんなことを考えつつ…。
主人公は「祖父の殺害事件」に遭遇する、犯人候補はその日集まった親戚一同と縁者。そしてその日「反復落とし穴」に落ちる。つまり「自分が上手く行動すれば祖父の殺害を防げる」という立場に立たされるのだ。彼は何とか祖父を助けようと奮闘するが、祖父は殺され続けてしまう…。
こんな条件で「本格ミステリ」が書こうというのが既に普通じゃない、書けるのはこの作者くらい。
ラストでの「探偵」の謎解きは非常にロジカルであり、また見事な「驚き」も待ち受けている。「SF本格ミステリ」と聞いて二の足を踏んでいる人には、まずこの作品を読んでもらいたい。

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